この世の中には、いろいろな「小説賞・新人賞」があります。
しかし応募要項を読んでみると、だいたいどの賞も『原稿用紙三百枚』と書いてあるのです。
これはいったいどういうことなのでしょうか。
小説を書くということは、かなり頭を使う作業です。とくに書き慣れていない人は、文字に表すということに慣れていません。
そんな人にいきなり『原稿用紙三百枚』という分量で書けというのは、かなりの無理を強いているのではないでしょうか。
小説を書くとき、まず「起承転結」
の四部構成にしますよね。
この構成さえできてしまえば、あとは書き進めるだけです。物語には最低限必要な情報が入っていますから、それに従って文章を書き進めればよいのです。
もし「起承転結」の四部構成ができず、小説を書いてみて「なんにも浮かばない」と思ったら、「とりあえずオチだけ先に考えておこう」と割り切ってください。
それでも何も思いつかないようであれば、とりあえず何か他のことを考えましょう。たとえばあなたのお子さんが小学校へ入学しました。そのお祝いは何がよいかな、と考えてみます。きっと何か思いつくはずですよ。
そうやって頭の中を空っぽにしていれば、必ずネタが出てくるものです。
でも実際にやってみるとわかりますが、ネタを思いつくことと執筆することは別物だと思います。
私は以前「アイデアはいくらでも湧いて出てくるんだけど……」と思っている時期がありました。そのときは「アイデアをどんどんメモ帳に書き出していくといいよ」とアドバイスされて実行したのです。
おかげで「あれ、なんか楽しいぞ?」と思うようになりました。それは「自分の思いついたことが活字になって残っていく」ことで達成感を得ていたのです。
そして気づきました。
アイデアなんてものは後からついてくるもので、とにかく文章を書くことに慣らす必要がある、と。
だから最初は無理のない範囲でいいのです。少しずつ時間をかけて三百枚の小説を完成させる訓練をしましょう。
それができるようになったとき、あなたの才能は大きく花開くのです。
最後に 今回は「書く前にまず書け」ということを述べてみました。
書き手はさまざまな悩みを抱えています。
その中でとくに多いのが「ネタがない」「書き方がわからない」というものです。
そういうときはまず書けるところまで書いてみてください。「ネタが思いつかなくて書けない」のではなく、「書く方法がわからなくて書けない」のだと認識してください。
書ければ自信にもなりますし、そこから新しい発想も生まれてきます。
何よりも、書き手のモチベーションが上がるでしょう。
ぜひ、試してみてくださいね。
今回は「長編小説とは」という内容を取り上げてみました。

